【最新版】M&A業界向け転職エージェント・転職サイトおすすめ14選

M&A業界向け転職エージェント・転職サイトおすすめのキャプチャ

事業承継のニーズを背景に、M&Aに関わる仕事の求人は年々増えています。

高い報酬や経営者と向き合える面白さから、他業界から挑戦する方も少なくありません。

ただ、M&A業界と一口に言っても、M&A仲介、FAS、投資銀行、事業会社のM&A部門と立ち位置は分かれ、求められる経験もそれぞれ違います。

求人の多くが公開されていないことも重なって、自分ひとりで進めると応募先の選び方から迷ってしまいがちです。

だからこそ、M&A業界の事情を知る担当者と一緒に進められるかどうかで、結果は大きく変わります。

当記事では、M&A業界への転職に使える転職エージェント・転職サイトを14選にしぼって紹介します。

転職先のプレイヤー別におすすめを整理したうえで、未経験から入る方法や業界を取り巻く制度までまとめました。

自分に合う相談先を見つける手がかりとして、気になるところから読んでみてくださいね。

目次

【最新版】M&A業界向け転職エージェント・転職サイトおすすめ14選

最新のM&A業界の求人を扱う転職エージェント・転職サイトのおすすめ14社紹介していきます。

M&A業界向け転職エージェント・転職サイトの選定ポイント

M&A業界だけに特化したサービスと、金融やコンサルまで含めて扱うサービスでは提案の幅が変わるので、気になるところから比べてみてくださいね。

未経験からM&A・ファンド業界を目指すならヤマトヒューマンキャピタル

ヤマトヒューマンキャピタルの特徴
  • M&A仲介・M&Aアドバイザー・PEファンド・ベンチャーキャピタルを支援領域に設定
  • 求人6,000件以上を保有(※)
  • 未経験からM&A・PEファンド・投資銀行への支援実績多数
  • M&A仲介に絞った相談窓口あり
  • 模擬面接・ケース面接まで含めた選考サポート

未経験からM&A・ファンド業界を目指すなら、ヤマトヒューマンキャピタルがおすすめです。

難関とされる職種へ、業界未経験から移った人の支援を数多く手がけてきたエージェントだからです。

支援領域はM&Aとファンドを筆頭に、コンサルティング、事業会社、金融の4区分に分かれています。

保有求人は6,000件以上で、転職から1年後の平均年収UP率は約186%となっています(※)。

代表は『投資銀行、FAS、PE、VCを網羅「M&A業界」パーフェクトキャリアブック』を執筆していて、業界の全体像から相談できる体制が整えられています。

M&A仲介に絞った相談窓口も用意されていて、志望企業へ社長や幹部を経由した特別ルートで応募できる場合もあります。

M&A業界に興味はあるものの、自分の経歴で狙えるのかが分からない方は、まず無料のキャリア相談から始めてみましょう。

ヤマトヒューマンキャピタルの基本データ
対応領域 M&A仲介・M&Aアドバイザー・PEファンド・ベンチャーキャピタル・コンサルティング・事業会社・金融
対象者 業界未経験の方から経験者まで
運営会社 ヤマトヒューマンキャピタル株式会社
公式サイトURL https://yamatohc.co.jp/

ヤマトヒューマンキャピタルに相談してみる

(※)ヤマトヒューマンキャピタルの自社公表値:2026年8月時点

M&Aのどの立ち位置がいいか決めきれていないならムービン

ムービンの特徴
  • 投資銀行・FAS・M&A仲介・事業会社のM&A部門を横断して支援
  • M&A領域を専門とする特命チームを組成
  • 投資銀行・FAS出身に加え、日本政策投資銀行・大手証券会社・メガバンク出身のエージェントが在籍
  • ケース面接・モデリングテストの対策に対応
  • プレイヤー別の採用動向を公開

M&Aのどの立ち位置がいいか決めきれていないなら、ムービンがおすすめです。

M&A領域のプレイヤーを横断して支援してきたエージェントだからです。

M&A業界への転職支援には20年以上の歴史があり、投資銀行、FAS、ファンド、M&A仲介、戦略ファーム、事業会社のM&Aポジションまで幅広く扱われています(※)。

同じM&Aでも、投資銀行では財務やバリュエーションの技術質問が中心になり、M&A仲介では経営者と向き合う対人折衝力が見られるなど、選考で問われる内容は変わります。

こうしたプレイヤーごとの違いを整理したうえで、今の経歴がどこで評価されやすいのかを提案してもらえます。

事業会社のM&A部門は求人が表に出にくく扱えるエージェントが限られる領域ですが、ここへの支援実績も公開されています。

M&A業界と一口に言っても選択肢が多くて迷っている方は、プレイヤーの違いを整理するところから相談してみてはいかがでしょうか。

ムービンの基本データ
対応領域 投資銀行・FAS・M&A仲介・事業会社のM&A部門・ファンド・戦略ファーム
対象者 M&A未経験の方から経験者まで
運営会社 株式会社ムービンストラテジックキャリア
公式サイトURL https://www.movin.co.jp/finance/ma/

ムービンで求人を見てみる

(※)ムービンの自社公表値:2026年8月時点

M&A関連の求人をまとめて探したいならコトラ

コトラの特徴
  • M&A業界に特化した専用サイト「コトラM&A転職サイト」を運営
  • 金融機関のM&A・M&A仲介・FAS・事業会社のM&Aで求人を区分
  • M&A業界向けの面接質問集・職務経歴書サンプルを無料配布
  • ケース面接対策資料の配布あり
  • M&A業界のニュースを日々更新

M&A関連の求人をまとめて探したいなら、コトラがおすすめです。

金融やコンサルの総合サイトとは別に、M&A業界専用の転職サイトを構えているからです。

求人は「金融業界のM&A求人」「M&A仲介・M&Aアドバイザリーの求人」「事業会社のM&A求人」に分けて並んでいて、同じM&Aでも立場の違う仕事を並べて見比べられます。

未経験歓迎のポジションから管理職クラスまで区分が分かれているため、今の経歴で応募できる範囲もつかみやすくなっています。

「面接質問集(M&A業界向け)」「M&A業界向け職務経歴書サンプル5選」「ケース面接対策資料」といった資料が無料で配布されているのも特徴です。

M&A業界のニュースも日々更新されているので、登録前の情報収集にも使えます。

まずはどんな求人があるのかを眺めてみたい方は、M&A専用サイトのほうから見てみてくださいね。

コトラの基本データ
対応領域 金融機関のM&A・M&A仲介・M&Aアドバイザリー・FAS・事業会社のM&A
対象者 未経験歓迎のポジションから経験者・管理職クラスまで
運営会社 株式会社コトラ
公式サイトURL https://ma.kotora.jp/

コトラでM&A求人を探す

難関のM&A仲介に絞って挑みたいならリメディ

リメディの特徴
  • 難関とされるM&A仲介会社の選考対策を軸にした求人紹介
  • 15,000件以上のハイクラス求人を保有(※)
  • 外資系コンサル・M&A仲介出身のヘッドハンターが在籍
  • M&A仲介向けの専用ページあり
  • 1営業日以内の連絡・深夜の相談にも対応

難関のM&A仲介に絞って挑みたいなら、リメディがおすすめです。

難関とされるM&A仲介会社について、内定率の高さを打ち出しているエージェントだからです。

「難関M&A仲介会社における内定率No.1」をうたっていて、独自開発したシステムで15,000件以上のハイクラス求人を保有しています(※)。

ヘッドハンターにはベイン・アンド・カンパニーやBCG、デロイト、KPMGといった外資系コンサル、M&A仲介会社の出身者が並びます。

M&A業界を担当する取締役は、組織として500名を超える支援実績を持ち、プライム上場・非上場を問わず複数の企業からBEST HEADHUNTER AWARDを受けています。

企業ごとの面接攻略セミナーも開催されているので、志望先が固まっている方ほど使いやすいはずです。

M&A仲介の選考を本気で通したい方は、業界出身のヘッドハンターに一度話を聞いてみてください。

リメディの基本データ
対応領域 M&A仲介・コンサルティングファーム・建設・不動産などのハイクラス求人
対象者 ハイクラス転職を目指す方
運営会社 リメディ株式会社
公式サイトURL https://remedy-tokyo.co.jp/

リメディのヘッドハンターに相談する

(※)「難関M&A仲介会社における内定率No.1」は2022年12月リメディ調べ。6名以上の支援実績がある会社に限る。求人保有数はリメディの自社公表値:2026年8月時点

M&A仲介の実情を経験者から聞きたいならユニークボックス

ユニークボックスの特徴
  • キャリアアドバイザーをM&A仲介の実務経験者に限定
  • 日本M&Aセンター・M&Aキャピタルパートナーズ・ストライク・M&A総合研究所などM&A仲介会社を中心に30社と取引(※)
  • 中途の転職支援と新卒の就活支援の両方に対応
  • M&A業界の仕事内容・給料・働き方をまとめた選考対策メディアを運営
  • LINEでの無料相談あり

M&A仲介の実情を経験者から聞きたいなら、ユニークボックスがおすすめです。

キャリアアドバイザーをM&A仲介の実務経験者に限っているからです。

代表自身が新卒でM&A仲介業界に入り、約4年間M&Aアドバイザーとして働いた経歴を持っています。

創業のきっかけも、理想と現実のギャップに苦しんで早期に辞めてしまう人をなくしたい、という問題意識でした。

仕事の魅力だけでなく大変さも自身の体験として伝える方針で、M&A仲介業界への支援ではこれまで早期退職の事例が出ていません(※)。

M&A総合研究所からはBEST HEADHUNTER AWARD 2025を受けています。

入ってから「思っていたのと違った」を避けたい方は、経験者の話を聞くところから始めてみるのもおすすめですよ。

ユニークボックスの基本データ
対応領域 M&A仲介業界・ITコンサルティング業界
対象者 中途で転職を考えている方・新卒で就活中の学生
運営会社 ユニークボックス株式会社
公式サイトURL https://unique-box.jp/

ユニークボックスに無料で相談する

(※)ユニークボックスの自社公表値:2026年8月時点

1社ごとに対策を重ねてM&A仲介に入りたいならCareer Ladder

Career Ladderの特徴
  • M&A仲介会社への転職・就職だけを扱う
  • 紹介可能企業は最大手から5名以下のベンチャーまで30社以上(※)
  • 平均30回以上の面談で選考対策(※)
  • 大学1年から入社後まで一貫してサポート
  • 最短当日面談・3日以内の推薦に対応

1社ごとに対策を重ねてM&A仲介に入りたいなら、Career Ladderがおすすめです。

1つの選考にかける面談の回数が多いエージェントだからです。

選考対策には平均30回以上の面談をかけていて、紹介できる企業は最大手から5名以下のベンチャーまで30社以上あります(※)。

入口は「未経験でM&A仲介会社へ」「経験者としてM&A仲介会社へ」「新卒でM&A仲介会社へ」の3つに分かれ、大学1年の段階から関わる体制も用意されています。

土日や平日の夜も対応していて、1カ月以内の内定を目指す場合は週2回以上の面談を組む進め方が案内されています。

書類の添削から想定質問集の作成、1次・2次面接前の模擬面接、入社条件の交渉までが一連の流れに含まれます。

まだ興味を持った段階でも相談を受け付けているので、業界研究の入口として使ってみましょう。

Career Ladderの基本データ
対応領域 M&A仲介会社への転職・就職
対象者 業界未経験の方・経験者・就活中の学生(卒業年度不問)
運営会社 株式会社キャリアラダー
公式サイトURL https://careerladder.jp/

Career Ladderに無料相談する

(※)Career Ladderの自社公表値:2026年8月時点

入社後に一緒に働く人まで見て決めたいならRight Brothers

Right Brothersの特徴
  • M&A業界に特化した転職エージェントサービス
  • 「上司を選べる」という手法で転職を支援
  • 代表は日本M&Aセンター出身で3年連続業界MVP・Awardを受賞(※)
  • M&A業界の適性が分かる診断ツールを提供
  • 求職者・内定者・企業がつながるオンラインコミュニティを運営

入社後に一緒に働く人まで見て決めたいなら、Right Brothersがおすすめです。

「上司を選べる」という切り口でM&A業界への転職を支援しているエージェントだからです。

代表は株式会社日本M&Aセンターで3年連続の業界MVP・Awardを受賞し、今もトラックレコードを保持しています(※)。

同じ会社に入っても、誰の下で働くかで仕事の進め方も学べることも変わるため、そこまで含めて直接サポートする形が取られています。

適性タイプの判別や転職活動の注意点が分かる診断ツールも用意されていて、応募する前に自分との相性を確かめられます。

求職者・内定者・企業の担当者がつながる無料のオンラインコミュニティもあり、選考前に業界の空気感に触れられるのも利点です。

M&A業界に興味はあるけれど自分に向いているか不安な方は、まず診断ツールから試してみてください。

Right Brothersの基本データ
対応領域 M&A業界(M&A仲介を中心とした転職支援)
対象者 M&A業界でキャリアを築きたい方・若手の求職者
運営会社 Right Brothers株式会社
公式サイトURL https://right-b.com/

Right Brothersの診断を試してみる

(※)Right Brothersの自社公表値:2026年8月時点

関西でM&A・コンサルの求人を探したいならNewMA

NewMAの特徴
  • M&A・コンサル特化のハイキャリア転職支援
  • 大阪・中之島に拠点を置く関西発のエージェント
  • 代表は未経験からM&A業界に入った経験者
  • M&A仲介・FAS・コンサル・経営企画・PEファンドの求人を保有
  • 内定前だけでなく入社後までフォロー

関西でM&A・コンサルの求人を探したいなら、NewMAがおすすめです。

大阪に拠点を置き、M&Aとコンサルに絞って支援しているエージェントだからです。

代表の林氏は自身も未経験からM&A業界に挑戦した一人で、順風満帆ではなかった経験も含めて伝える姿勢を打ち出しています。

相談は「本当にあなたにM&Aアドバイザリーやコンサルとしての人生は合っているか」という問いから始まる進め方です。

保有求人はM&A仲介、FAS、IT・DXや戦略・人事組織のコンサル、経営企画、PEファンドまで幅広く、大阪府内のポジションも扱われています。

M&Aアドバイザリーの実務経験を持つ立場から、条件交渉には自信があるとも書かれています。

関西で働きながらM&A業界を考えている方は、地元の求人があるかどうかからのぞいてみてはいかがでしょうか。

NewMAの基本データ
対応領域 M&A仲介・FAS・IT/DX・戦略・人事組織コンサル・経営企画・PEファンド
対象者 M&A未経験の方から経験者・管理職候補まで
運営会社 NewMA株式会社
公式サイトURL https://newma.co.jp/

NewMAに無料相談を申し込む

転職を急かされずにじっくり考えたいならHRスクエア

HRスクエアの特徴
  • M&A業界と人材業界の2領域だけを担当
  • 転職を煽らない方針を明言
  • 同時対応人数を制限し、応募先を厳選
  • 書類通過率98%以上・内定率90%超(※)
  • M&A業界研究のページを公開

転職を急かされずにじっくり考えたいなら、HRスクエアがおすすめです。

転職を煽らないことを掲げ、同時に対応する人数を絞っているエージェントだからです。

相談の結果として「今すぐは転職をなさらないほうがいい」「考えを整理するために時間をかけたほうがいい」と助言することもあります。

やみくもな応募を勧めず1社ずつ厳選して応募する進め方で、書類通過率は98%以上、内定率は90%を超えています(※)。

コンサルタントが求職者と企業の双方を1人で担当する形を取っているため、応募先の内情を踏まえた説明を受けられます。

M&Aの流れやM&Aコンサルタントの仕事内容、求められる人材像をまとめた業界研究のページもあり、相談前の下調べにも使えます。

大量に応募するより1社ずつ納得して進めたい方は、まずキャリアの現在地から話してみてくださいね。

HRスクエアの基本データ
対応領域 金融機関のM&A部署・M&A仲介・FAS・事業会社のM&AとPMI・人材業界
対象者 M&A業界への転職を検討している方
運営会社 株式会社HRスクエア
公式サイトURL https://hrsquare.jp/

HRスクエアにキャリア相談する

(※)HRスクエアの自社公表値(2025年度実績):2026年8月時点

平日に動きにくく土日に相談したいならキャリアサファリ

キャリアサファリの特徴
  • M&A仲介・損害保険・生命保険・コンサルティング・SaaS/ITの業界特化型
  • 土日・祝日もサポート
  • ストライクから2023年度支援者数日本1位で表彰
  • M&A総合研究所からベストヘッドハンターアワードを受賞
  • 各企業の過去選考データに基づく選考対策

平日に動きにくく土日に相談したいなら、キャリアサファリがおすすめです。

土日・祝日もサポートすると明示しているエージェントだからです。

在職中は平日の日中に面談時間を取りにくく、それだけで転職活動が止まってしまうことがあります。

M&A仲介ではストライクから2023年度の支援者数日本1位で表彰され、M&A総合研究所からもベストヘッドハンターアワードを受けています。

3,000人以上の転職支援を重ねていて、各企業の過去選考をもとに裏付けのある対策を行っています(※)。

M&A仲介会社の役員へのインタビュー動画も公開されていて、社風や評価制度を事前に知る材料になります。

働きながら準備を進めたい方は、土日に時間を取れるエージェントとして活用してみましょう。

キャリアサファリの基本データ
対応領域 M&A仲介・損害保険・生命保険・コンサルティング・SaaS/IT
対象者 M&A仲介や保険・コンサル業界を志望する方
運営会社 株式会社キャリアサファリ
公式サイトURL https://career-safari.com/

キャリアサファリに相談を申し込む

(※)キャリアサファリの自社公表値:2026年8月時点

M&A・コンサル・ファンドを横断して見たいなら明光キャリアパートナーズ

明光キャリアパートナーズの特徴
  • M&A・コンサルティングファーム・ファンドの3領域が中心
  • ハイクラス特化の人材紹介サービス「STRATEGY CAREER」を運営
  • 業界に精通したヘッドハンターと業界出身のキャリアメンターが分担
  • リスキリング講座を用いた学習から始める進め方
  • 外資系戦略コンサル・外資系投資銀行向けのコーチング「Reverse」も展開

M&A・コンサル・ファンドを横断して見たいなら、明光キャリアパートナーズがおすすめです。

この3領域を中心にハイキャリアの人材紹介を手がけているからです。

中心となるサービス「STRATEGY CAREER」は、コンサルティングファームとM&Aブティックを軸にしたハイクラス特化の人材紹介です。

業界に精通したヘッドハンターと、業界出身のキャリアメンターがそれぞれ担当する体制が取られています。

面談だけに頼らずリスキリング講座での学習から始める進め方が特徴で、2023年上期の内定率は業界平均5%に対して40%となっています(※)。

外資系戦略コンサルティングファームや外資系投資銀行を目指す方向けには、内定者や現役社員がメンターに付くコーチングサービス「Reverse」も用意されています。

M&Aとコンサル、ファンドのどれが自分に合うかを比べたい方は、3領域をまとめて扱う窓口として話を聞いてみてください。

明光キャリアパートナーズの基本データ
対応領域 M&Aブティック・コンサルティングファーム・ファンド(外資系投資銀行のコーチングを含む)
対象者 ハイクラス転職を目指す方・新卒での挑戦を考えている方
運営会社 株式会社明光キャリアパートナーズ
公式サイトURL https://meiko-career.jp/

明光キャリアパートナーズを見てみる

(※)明光キャリアパートナーズの自社公表値(内定率は2023年上期の実績):2026年8月時点

PEファンドや投資銀行まで視野に入れたいならアンテロープキャリアコンサルティング

アンテロープキャリアコンサルティングの特徴
  • PE・金融・コンサル・ポストコンサルを専門とする転職エージェント
  • 取引先に外資系投資銀行・投資ファンド・M&Aアドバイザリー・FASを含む
  • 2002年から続く運営で、コンサルタントが領域ごとに専任
  • プロフェッショナルファーム特有の選考に対応した実践サポート
  • 入社後の立ち上がりを支援する「スタートアップ・コーチング」を無料提供

PEファンドや投資銀行まで視野に入れたいなら、アンテロープキャリアコンサルティングがおすすめです。

PE・金融・コンサルを専門にしてきた特化型のエージェントだからです。

取引先には外資系投資銀行、投資ファンド、ベンチャーキャピタル、M&Aアドバイザリー、FAS、監査法人などが並びます。

コンサルタントはIBD、PE、VC、アセットマネジメント、不動産金融、投資先CxOといった専門領域を持ち、経営層から得た情報をもとに提案する体制です。

日本プライベート・エクイティ協会と日本ベンチャーキャピタル協会にも所属していて、ファンド側の動きに近い位置にいます。

自分たちを経由しない転職機会でも、長期的に良い選択肢があればそちらを勧める方針を掲げているのも特徴的です。

M&Aの経験を将来ファンドや投資銀行につなげたい方は、キャリアの道筋を相談するところから登録してみてくださいね。

アンテロープキャリアコンサルティングの基本データ
対応領域 PEファンド・ベンチャーキャピタル・投資銀行・M&Aアドバイザリー・FAS・コンサルティングファーム・事業会社のM&A関連
対象者 金融・コンサル領域でキャリアを築きたい方
運営会社 アンテロープキャリアコンサルティング株式会社
公式サイトURL https://www.antelope.co.jp/

アンテロープに無料登録する

経営に近いポジションを見据えているならキャリアインキュベーション

キャリアインキュベーションの特徴
  • CxO・コンサルティング・プライベートエクイティ・投資銀行/FASなど8領域に区分
  • 業界専任で10年から20年以上の実績を持つコンサルタントが担当
  • 上場企業・ファンド・コンサルティングファームの経営層との独自ネットワーク
  • 市場に出ないエグゼクティブポジションを扱う
  • 東京のほか大阪・名古屋にも拠点

経営に近いポジションを見据えているなら、キャリアインキュベーションがおすすめです。

経営人材とプロフェッショナル人材の支援を専門にしているエージェントだからです。

領域はCxO、コンサルティング業界、プライベートエクイティ業界、投資銀行/FAS業界など8つに分かれ、それぞれに専任のコンサルタントが付きます。

担当者ごとにバイアウトファンド投資先企業、プライベートエクイティ業界、財務アドバイザリー系を含むコンサルティングファーム全般といった専門を持っています。

上場企業やファンド、コンサルティングファームの経営層・パートナー層と築いたネットワークから、市場に出回らない非公開のエグゼクティブポジションを扱う点が強みです。

転職そのものより中長期のキャリア戦略に重心を置く方針で、支援実績や転職者の声も領域ごとに公開されています。

M&Aの経験を将来のCxOや経営ポジションにつなげたい方は、どんな道筋があるのかから見てみましょう。

キャリアインキュベーションの基本データ
対応領域 CxO・コンサルティング業界・プライベートエクイティ業界・投資銀行/FAS業界・商社・コンシューマー・ヘルスケア/ライフサイエンス・製造業
対象者 ハイクラス・エグゼクティブ層
運営会社 キャリアインキュベーション株式会社
公式サイトURL https://www.careerinq.com/

キャリアインキュベーションに相談する

会計や税務の専門性を活かしたいならヒュープロ

ヒュープロの特徴
  • 士業・管理部門に特化した転職サービス
  • 求人区分に「M&A・FAS」があり、FAS・財務系コンサルティングやM&A仲介で絞り込み可能
  • 税理士・会計業界専門求人サイトで公開求人数No.1(※)
  • 会計事務所・監査法人・上場企業など会社区分での検索に対応
  • 会員限定の独占非公開求人あり

会計や税務の専門性を活かしたいなら、ヒュープロがおすすめです。

士業・管理部門の求人サイトの中に、M&A・FASという区分を持っているからです。

M&A・FASの求人は、FAS・財務系コンサルティング、M&A仲介、経営・戦略コンサルティング、内部統制コンサルティングなどに分かれています。

税理士や公認会計士の求人と同じ画面で比べられるため、今の資格や実務経験からどこへ移れるのかを確かめやすくなっています。

税理士・会計業界専門の求人サイトとしては公開求人数No.1をうたっています(※)。

未経験可の求人特集や、残業20時間以内といった働き方の特集も用意されています。

会計の知識をM&Aの現場で活かしたい方は、まずM&A・FASの区分から求人を探してみてください。

ヒュープロの基本データ
対応領域 M&A・FAS(FAS・財務系コンサルティング、M&A仲介ほか)・税理士・公認会計士・経理・財務などの士業と管理部門
対象者 会計や税務の実務経験・資格を持つ方
運営会社 株式会社ヒュープロ
公式サイトURL https://hupro-job.com/

ヒュープロでM&A・FASの求人を見る

(※)調査概要および調査方法:税理士・会計業界専門求人サイトを対象としたデスクリサーチおよびヒアリング調査 調査期間:2023年10月24日~11月6日 調査実施:株式会社ドゥ・ハウス(2024年1月1日より株式会社エクスクリエに商号変更します) 比較対象企業:「税理士・会計業界専門求人サイト」展開企業 主要10社

【転職先別】M&A業界におすすめの転職エージェント

【転職先別】M&A業界におすすめの転職エージェントのイラスト

ここからは、M&A仲介、FAS・M&Aアドバイザリー、投資銀行・PEファンド、事業会社のM&A部門という転職先ごとに、相性の良いサービスを整理しました。

狙う立ち位置が決まっている方は、そのプレイヤーの章から目を通してみてください。

M&A仲介会社への転職におすすめの転職エージェント

M&A仲介会社への転職には、「ユニークボックス」「Career Ladder」「リメディ」がおすすめです。

仲介会社ごとの社風や評価制度の違いまで踏み込んで話せる担当者が付くからです。

M&A仲介は事業承継のニーズを背景に採用が活発で、法人営業の経験を評価する求人も少なくありません。

一方で会社ごとに報酬の組み立てや案件の任され方が異なるため、求人票を並べただけでは違いが見えにくい領域でもあります。

実務を経験した担当者が付くところなら、案件の任され方や評価のされ方まで踏み込んだ話が聞けます。

大手を第一志望にするのか、少人数の会社で早く裁量を持つのかによっても、相談すべき相手は変わります。

新卒や第二新卒で挑む場合は、学生の段階から関わるサービスを選ぶと選考の準備期間を長く取れます。

まずは2社ほどに登録して、同じ会社の話がどう違って聞こえるかを比べてみましょう。

サービス名 おすすめ理由
ユニークボックス 仲介会社ごとの働き方の違いを、経験者の視点から説明してもらえる
Career Ladder 未経験・経験者・新卒で入口が分かれ、選考の進め方を細かく詰められる
リメディ 難関とされる仲介会社を通す前提で選考対策を組んでもらえる
キャリアサファリ 在職中でも土日に面談を組める。仲介各社の選考データをもとに対策できる
Right Brothers 配属先で誰の下に付くかまで確かめてから決められる

FAS・M&Aアドバイザリーへの転職におすすめの転職エージェント

FAS・M&Aアドバイザリーへの転職には、「コトラ」「ムービン」「ヒュープロ」がおすすめです。

FASは同じ社内でも部門ごとに求める経験が分かれるため、部門単位で情報を持つエージェントが必要だからです。

FASの仕事は財務デューデリジェンス、バリュエーション、M&A戦略、PMIといった形に分かれ、狙う部門によって準備すべき内容が変わります。

コトラはM&A専用サイトの中でFASを独立した区分として置いているので、同じ画面で仲介や事業会社の募集と並べて比べられます。

ムービンはBIG4系FASと独立系FASの違いや、監査法人・金融機関・事業会社の財務経理出身者が評価されやすい傾向を公開しています。

会計の資格や実務経験から入りたい場合は、士業・管理部門特化のヒュープロが「FAS・財務系コンサルティング」という区分を持っているので探しやすいはずです。

HRスクエアは同時に対応する人数を絞る方針なので、狙う部門を1つに決めてから動きたいときに向いています。

どの部門を狙うかが決まっていない段階なら、部門ごとの違いを教えてもらうところから始めてみてください。

サービス名 おすすめ理由
コトラ FASの募集を、仲介や事業会社の募集と同じ画面で並べて比べられる
ムービン BIG4系FASと独立系FASの違いや評価されやすい経験を解説。モデリングテスト対策に対応
ヒュープロ 「FAS・財務系コンサルティング」の区分あり。税理士・公認会計士の求人と並べて比較できる
HRスクエア 狙う部門を決めてから、応募先を絞って進められる

投資銀行・PEファンドへの転職におすすめの転職エージェント

投資銀行・PEファンドへの転職には、「アンテロープキャリアコンサルティング」「ヤマトヒューマンキャピタル」「外資就活ネクスト」がおすすめです。

採用枠が限られる領域なので、ファンドや投資銀行側と直接つながっているかどうかで見える求人が変わるからです。

アンテロープキャリアコンサルティングはコンサルタントがIBDやPE、VCといった領域を専任で担当していて、ファンド側との距離が近いのが特徴です。

ヤマトヒューマンキャピタルは、未経験からファンドや投資銀行に移った人の支援を重ねてきたため、今の経歴からの現実的な道筋を相談できます。

ハウテレビジョンが運営する外資就活ネクスト(旧Liiga)は、PEやM&Aアドバイザリーの求人が掲載されるプラットフォームで、エージェント自体を口コミ評価から選べる点が変わっています。

アクシスコンサルティングはコンサル・ポストコンサルが主戦場で、コンサル経験者がPEやVCへ移るときの道筋に詳しい立ち位置です。

ケース面接やモデリング試験が課される選考も多いので、対策まで見てもらえるかを確認したうえで登録してみてくださいね。

サービス名 おすすめ理由
アンテロープキャリアコンサルティング IBD・PE・VCを専任で担当。投資プロフェッショナルの募集に近い位置にいる
ヤマトヒューマンキャピタル 未経験からファンドや投資銀行を狙うルートを組み立ててもらえる
外資就活ネクスト(旧Liiga) 求人を自分で探しつつ、エージェントも口コミを見て選べる
アクシスコンサルティング コンサル経験者がPE・VCへ移るときの選択肢を提案してもらえる

事業会社のM&A部門・経営企画への転職におすすめの転職エージェント

事業会社のM&A部門・経営企画への転職には、「ムービン」「アンテロープキャリアコンサルティング」「JACリクルートメント」がおすすめです。

このポジションは求人が表に出にくく、扱えるエージェントが限られるからです。

経営に近い立場で働けるため人気が高い一方、募集が表に出ないまま採用が決まることも珍しくありません。

ムービンは事業会社のM&A部門を独立したテーマとして扱っていて、アドバイザー出身でなくても狙える道を整理してもらえます。

アンテロープキャリアコンサルティングは求人カテゴリに「事業会社(マネジメント・M&A関連)」を設けていて、投資先の経営ポジションまで視野に入ります。

M&A以外の管理系ポジションも並行して見たいなら、ハイクラス向けの総合型であるJACリクルートメントを併用する方法があります。

将来的にCxOを見据えるなら、経営人材を専門とするキャリアインキュベーションで長期の道筋から相談するのも手です。

非公開で動くことが多い領域なので、複数の窓口を持っておくところから準備してみましょう。

サービス名 おすすめ理由
ムービン 表に出にくい事業会社のM&Aポジションを扱ってきた実績がある
アンテロープキャリアコンサルティング マネジメント・M&A関連の区分があり、投資先の経営ポジションまで相談できる
JACリクルートメント M&A以外の管理系ポジションも並行して比べられる
キャリアインキュベーション CxOを見据えた長期のキャリア設計から相談できる

M&A業界への転職で転職エージェントを利用する価値

M&A業界は求人の数がそれほど多くない一方で、応募先によって求められる経験がはっきり分かれます。

自分ひとりで進めると、本来なら通っていたはずの会社を候補から外してしまうこともあります。

ここでは、エージェントを間に挟むことで何の価値があるのかを整理しました。

M&A業界への転職で転職エージェントを利用する価値のイラスト

上から順に見ていくと、使いどころがつかめますよ。

今の経歴でどのプレイヤーを狙えるかを整理できる

今の経歴でどのプレイヤーを狙えるかを、早い段階で整理できます。

M&A業界はプレイヤーごとに評価される経験が変わるからです。

同じM&Aという言葉でも、経営者と直接向き合う仕事と、財務データを読み込む仕事とでは、必要とされる力がまったく違います。

法人営業の経験しかないから無理だと思っていた方が、実は事業承継の現場で歓迎される人材だった、ということも起こります。

●これまでの仕事の棚卸し
担当してきた顧客の規模や、案件をどこまで自分で回していたのかを言語化します。
●希望する働き方との照らし合わせ
成果に応じた報酬を狙うのか、専門性を積み上げたいのかで、向くプレイヤーが変わります。
●実績の伝え方
職務経歴書のどこを厚く書けば志望先に響くのかを一緒に組み立てます。

自己流で応募先を決める前に、経歴の見え方を第三者に確かめてもらうと遠回りを減らせます。

まずは「自分の経験がどこで評価されるのか」を聞くつもりで面談を申し込んでみましょう。

ケース面接やモデリングテストの対策ができる

ケース面接やモデリングテストの対策を、応募前に受けられます。

M&Aに関わる選考には、一般的な面接とは形式の違う課題が入ることがあるからです。

その場で考えを組み立てて話す形式や、表計算ソフトで財務モデルを作る課題は、慣れていないと実力を出しきれません。

選考で課されることがあるもの
  • 与えられたテーマについてその場で考えを組み立てるケース面接
  • 財務モデルを作成するモデリングテスト
  • 財務や企業価値評価に関する知識を問う技術質問
  • 最近のM&A案件についての考えを聞く質問

業界に詳しい担当者が付くと、応募先ごとにどの課題が出やすいかを踏まえて準備を進められます。

選考の形式に不安がある方ほど、応募の前に一度練習の機会をつくっておきましょう。

表に出ない求人にたどり着ける

表に出ない求人にたどり着けるのも、エージェントを使う利点です。

採用枠が限られるポジションほど、公開されないまま採用が決まることがあるからです。

特に事業会社のM&A部門や経営層に近いポジションは、募集そのものが公になりにくい傾向があります。

求人サイトを毎日見ていても出会えない案件が、面談の場で初めて出てくることも珍しくありません。

探し方 出会える求人の傾向
求人サイトで自分で探す 公開されている募集が中心。自分のペースで比べられる
エージェントに相談する 非公開の募集や、これから出る枠の情報も含まれる

急いでいない段階でも、どんな枠があるのかを聞いておくと動き出しが早くなりますよ。

入社後のキャリアの広がりまで見て選べる

入社後のキャリアの広がりまで見て、転職先を選べます。

M&Aで積んだ経験は、次にどこへ行けるかにそのままつながるからです。

企業価値評価や財務分析の経験を積めば、ファンドや投資銀行、事業会社の経営企画といった道が視野に入ります。

反対に、目先の条件だけで決めてしまうと、数年後に選べる選択肢が思ったより狭かったということも起こります。

中長期で相談できると役立つこと
  • 3年後・5年後にどんなポジションを狙いたいか
  • そのために今の転職で積むべき経験は何か
  • 今の会社に留まったほうがよい可能性はないか

転職先を1社決めることより、その先の道筋まで含めて考えることが、この業界では特に効いてきます。

すぐに転職しない前提の相談を受け付けているところもあるので、迷っている段階でこそ使ってみましょう。

M&A業界向け転職エージェント利用時に気をつけるべき点

M&A業界に強いと打ち出しているサービスは数多くありますが、その中身は同じではありません。

登録する前に知っておくと、後から「思っていたのと違った」と感じる場面を減らせます。

M&A業界向け転職エージェント利用時に気をつけるべき点のイラスト

気をつけるべき点について順番に見ていきましょう。

「M&Aに強い」の中身がサービスごとに違う

「M&Aに強い」といっても、その中身はサービスごとに違います。

M&A業界という言葉が指す範囲が、会社によってまったく異なるからです。

M&A仲介会社の求人だけを扱うところもあれば、投資銀行やFAS、事業会社のM&A部門まで横断するところもあります。

前者に登録して「投資銀行も見たい」と伝えても、そもそも扱っていなければ提案は出てきません。

確認したいこと 見分け方
扱う範囲 サイトの求人区分に、自分が狙う職種の名前が独立して並んでいるか
得意な入口 未経験者向けの説明が厚いか、経験者向けの募集が中心か
周辺領域 コンサルやファンド、金融まで含めて提案できる体制があるか

登録前にサービスの求人区分をひととおり眺めておくと、面談のときに話が早くなります。

狙いたいプレイヤーが決まっているなら、その名前が求人区分に並んでいるかを先に確かめてみてくださいね。

成果に連動する報酬が中心の会社ほど収入の振れ幅が大きい

成果に連動する報酬が中心の会社ほど、収入の振れ幅は大きくなります。

固定給とインセンティブの比率が、会社によって大きく違うからです。

高い年収の事例が紹介されていると、それが平均のように見えてしまいますが、実際には成約の状況次第で上下します。

求人票に書かれた金額の内訳まで踏み込んで確認しないと、入社後の生活設計が立てにくくなります。

注意!

募集要項の年収レンジは、固定給だけの場合と、インセンティブを含んだ場合とで意味が変わります。どこまでが確約されている金額なのかは、面接に進む前に担当者へ確認しておきましょう。

成果に応じた報酬を魅力に感じる方も、最低限の固定給がいくらなのかは押さえておくと安心です。

担当者がM&Aの実務経験を持つとは限らない

担当者がM&Aの実務経験を持っているとは限りません。

業界特化をうたっていても、担当者一人ひとりの経歴まではそろっていないことがあるからです。

キャリアアドバイザーを業界経験者に限定しているサービスもあれば、経歴を明示していないところもあります。

実務を知らない担当者だと、案件の進み方や現場の忙しさについての話が求人票の範囲を出ません。

面談で聞いてみるとよいこと
  • 担当者自身がどの業界の出身か
  • その会社に何人くらい紹介した実績があるか
  • 入社した方がどんな理由で辞めた例があるか

答えにくそうな質問ほど、相手の情報量が分かります。

合わないと感じたときは担当者の変更を申し出られるサービスもあるので、遠慮せず伝えてみましょう。

サービス名やサイト名が変わることがある

サービス名やサイト名は、途中で変わることがあります。

運営会社の方針変更やサービスの位置づけの見直しで、名称が刷新されるケースがあるからです。

以前に見たサイトを名前で検索しても出てこない、というときは、名称が変わっているだけの場合があります。

ハイクラス向けのプラットフォームでも、名称が新しくなった例があります。

登録済みのサービスから届くメールの差出人名が変わったときも、運営会社を確かめておくと安心です。

古いまとめ記事の情報をあてにするより、運営元のサイトを直接見るほうが確実ですよ。

M&A業界向け転職エージェント・転職サイトを選ぶ際の基準

登録先をどう絞るかで、届く求人も面談の中身も変わります。

数を増やせばよいわけではないので、判断の軸を先に決めておきましょう。

M&A業界向け転職エージェント・転職サイトを選ぶ際の基準のイラスト

選ぶ際の基準を4つとも押さえておくと、登録先を絞り込みやすくなりますよ。

狙うプレイヤーを扱っているかで選ぶ

まず、狙うプレイヤーを扱っているかどうかで選びましょう。

扱っていない領域の求人は、どれだけ相談しても出てこないからです。

M&A仲介だけに絞ったサービスは仲介会社との距離が近い一方、投資銀行やFASの話は範囲外になります。

逆に金融やコンサルまで広く扱うサービスは、比べる材料が増える代わりに仲介1社ごとの細かい違いまでは出てこないこともあります。

●1つのプレイヤーに絞ったサービス
会社ごとの社風や評価制度まで踏み込んだ話が期待できます。
●複数のプレイヤーを横断するサービス
まだ方向が固まっていない段階で、選択肢を並べて比べたいときに向いています。

方向が決まっているなら前者、迷っているなら後者と、いまの状態に合わせて登録先を決めていきましょう。

担当者の出身業界で選ぶ

担当者の出身業界も、選ぶときの軸になります。

自分が狙う領域を経験してきた人ほど、案件の実像に近い話ができるからです。

投資銀行やFASの出身者が在籍しているところ、M&A仲介の実務経験者だけをアドバイザーに置いているところなど、体制はさまざまです。

領域ごとに担当を分ける専任制を敷いているかどうかも、コンサルタント紹介のページを見ると分かります。

登録前に確かめておきたいところ
  • コンサルタント紹介のページに経歴が載っているか
  • 担当領域が個人ごとに書かれているか
  • 金融出身なのか、人材業界一筋なのか

狙う領域の出身者が在籍しているかどうかは、登録先を1つに絞る前に見比べておきたいところです。

選考対策の中身で選ぶ

選考対策の中身も比べておきましょう。

同じ「面接対策あり」でも、やってくれることの幅が大きく違うからです。

想定質問の共有だけで終わるところもあれば、模擬面接を回数の制限なく引き受けるところもあります。

過去の選考データを持っているかどうかで、対策の具体性も変わってきます。

対策の種類 確認しておきたい点
書類の添削 職務経歴書を応募先ごとに書き分けてもらえるか
模擬面接 何回まで対応してもらえるか
ケース面接・モデリング 専用の対策に対応しているか
選考後のフィードバック 不合格だった理由を共有してもらえるか

対策の手厚さは、そのまま準備にかけられる時間の差になります。

初回の面談で「どこまで対策してもらえますか」と聞いてみると比べやすいですよ。

エージェント型か求人検索型かで選ぶ

エージェント型か求人検索型かという違いでも選べます。

担当者が付く形と、自分で求人を探す形とでは、進み方がまったく違うからです。

担当者が付くと選考対策や条件交渉まで任せられますが、そのぶん連絡のやりとりは増えます。

自分で探す形は気になる求人を落ち着いて眺められる代わりに、応募の判断も自分で下すことになります。

M&A関連の求人を職種の区分から検索できるサイトもあるので、まず情報だけ集めたい段階ならそちらから触れてみるのも手です。

両方に登録して、求人を眺めるサイトと相談する相手を分けて使う方法もおすすめです。

自分がいま欲しいのが情報なのか、それとも伴走してくれる相手なのかで選び分けてみてください。

M&A業界のプレイヤーごとの仕事の違いをつかんでおこう

ひと口にM&A業界といっても、立ち位置によって仕事の中身は大きく変わります。

どこを目指すかで準備することも変わるので、全体像を先につかんでおきましょう。

  • M&A仲介は売り手と買い手の間に立つ
  • FA・投資銀行は当事者の一方に付く
  • FASは調査と評価を担う
  • 事業会社のM&A担当は当事者として動く

自分の興味に近いところから読み進めてみてください。

M&A仲介は売り手と買い手の間に立つ

M&A仲介は、売り手と買い手の間に立つ仕事です。

譲渡を検討する企業と、譲り受ける候補となる企業を結び付ける役割を担うからです。

案件の発掘から条件の調整、契約や成約までを一連の流れとして支援します。

中小企業の事業承継が背景にあることが多く、経営者と直接向き合う場面が中心になります。

仲介の仕事で求められやすいもの
  • 経営者から信頼を得る対人折衝力
  • 長期にわたる案件をやりきる推進力
  • 新しい相談先を自分で開拓する営業力

数字を扱う仕事というより、人と向き合う仕事という色合いが強いのが特徴です。

営業の経験を活かしたい方は、まずこの立ち位置から候補に入れてみてくださいね。

FA・投資銀行は当事者の一方に付く

FAや投資銀行は、当事者の一方に付いて動きます。

売り手か買い手のどちらかの立場で、その利益を最大化するために助言するからです。

投資銀行では大型の案件や資金調達に関する助言を手がけ、海外企業が関わる案件を担当することもあります。

企業の財務分析や企業価値の評価、交渉の支援、資料の作成といった実務が中心になります。

選考では財務や企業価値評価に関する技術的な質問が出ることが多く、準備の性格も仲介とは違ってきます。

案件は数か月から年単位に及ぶこともあり、資料づくりの精度と締め切りへの強さが問われます。

数字とロジックで勝負したい方は、財務や企業価値評価の基礎を早めに固めておくのが近道です。

FASは調査と評価を担う

FASは、M&Aの過程で必要になる調査と評価を担います。

買収の判断材料をそろえる専門部隊として動くからです。

M&A戦略の立案から財務デューデリジェンス、企業価値の評価、成約後の統合支援まで、法人全体として幅広く提供されます。

ただし実際に担当する範囲は所属する部門によって分かれ、同じ会社の中でも仕事の中身が変わります。

主な業務 内容
財務デューデリジェンス 対象会社の財務内容を調べ、リスクを洗い出す
企業価値評価 買収価格を判断するための価値を算定する
M&A戦略 どの会社をどう買うかという方針を立てる
PMI 買収後の統合を進める

会計や監査の経験がそのまま活きやすい領域なので、資格を持つ方の転職先としてもよく挙がります。

FASを狙うなら、どの部門に進みたいかまで決めておくと選考の準備がしやすくなりますよ。

事業会社のM&A担当は当事者として動く

事業会社のM&A担当は、当事者として自社のために動きます。

助言する立場ではなく、自社の成長戦略としてM&Aを企画し実行する側だからです。

買収後の統合や、買った事業の価値を高めるところまで担当することもあります。

経営に近い位置で仕事ができる一方、募集そのものが表に出にくく、機会に出会いにくいのが難しいところです。

この立場が向いている方
  • 助言より意思決定に関わりたい
  • ひとつの事業を深く理解して動きたい
  • 社内の関係者を巻き込んで進めるのが得意

アドバイザー出身でなくても、経営企画や財務の経験から移る道もあります。

同じM&Aでも立ち位置によって毎日の仕事は別物なので、自分がどの役割を担いたいのかから考えてみましょう。

未経験からM&A業界に転職したいなら知っておこう

M&A業界は専門性が高いぶん、未経験からでは無理だと感じている方も多い領域です。

実際には入口が用意されている立ち位置もあり、評価されやすい経験もはっきりしています。

  • 未経験の受け入れ度はプレイヤーによって違う
  • 評価されやすいのは無形商材の営業と財務の経験
  • 一度別の会社を挟んで入るルートもある

どこから狙うのが現実的かを知っておいてください。

未経験の受け入れ度はプレイヤーによって違う

未経験をどこまで受け入れるかは、プレイヤーによって違います。

同じM&A業界でも、育てて戦力にする前提の会社と、即戦力を求める会社があるからです。

M&A仲介は事業承継のニーズを背景に採用が活発で、他と比べると未経験からの門戸が広めです。

FASでも未経験を受け入れているファームがあり、会計や財務に近い経験があれば候補に入ります。

一方で外資系の投資銀行は、新卒か近い業務経験を持つ人が中心になりやすい傾向があります。

未経験から検討しやすい順
  • M&A仲介は営業経験からの転身例が多い
  • FASは会計・財務の素養があれば可能性がある
  • 投資銀行は近接する経験がないと難しいことが多い

まずは自分の経歴と相性のよい立ち位置を見極めるところから始めましょう。

評価されやすいのは無形商材の営業と財務の経験

評価されやすいのは、無形商材の営業経験と財務まわりの経験です。

M&Aの仕事は、経営者との折衝と数字の読み解きという2つの力で成り立っているからです。

金融機関や証券会社での法人営業、形のない商材を扱ってきた営業の経験は、仲介の現場で活きやすいとされています。

監査法人や金融機関、事業会社の財務経理での経験は、FASや投資銀行で評価されやすい方向です。

●法人営業・無形商材の営業
経営者と直接話してきた経験や、長い商談をやりきった実績が評価されます。
●財務・会計の実務
決算や財務分析の経験は、調査や企業価値評価の仕事につながります。
●プロジェクトを前に進めた経験
社内外の関係者を巻き込んで案件をまとめた経験は、業種を問わず見られます。

いずれも「M&Aの経験があるか」ではなく「近い力を持っているか」で見られている点が共通しています。

職務経歴書では、担当した規模や自分で判断した範囲まで書いておくと伝わりやすくなります。

一度別の会社を挟んで入るルートもある

今すぐ届かない場合は、一度別の会社を挟んで入るルートもあります。

M&Aに近い経験を積んでから、本命に応募し直すほうが通りやすくなることがあるからです。

たとえば仲介会社で案件を経験してからFASや事業会社のM&A部門に移る、といった進み方です。

段階を踏むキャリアの組み立て方を提案してくれるエージェントもあり、遠回りに見えて結果的に早いこともあります。

注意!

一度不合格になると再応募が難しい会社もあります。準備が整わないうちに本命へ応募してしまうと、その一社を数年先まで失うことになりかねません。順番の相談は早めにしておきましょう。

今の実力で届く会社と、経験を積んでから狙う会社を分けて考えると、動き方が整理できます。

焦って1社に絞るより、数年単位の道筋を描いてから応募先を決めてみてはいかがでしょうか。

M&A業界を取り巻く制度と志望先を調べる方法

M&Aは会社の将来を左右する取引なので、支援する側にも一定の制度が設けられています。

転職希望者にとっては、志望先がどんな会社なのかを客観的に調べる手がかりになります。

  • M&A支援機関登録制度で志望先を調べられる
  • 登録には中小M&Aガイドラインの遵守宣言が要る
  • トラブルの注意喚起も出ている

面接を受ける前に目を通しておくと、質問の質も変わってきますよ。

M&A支援機関登録制度で志望先を調べられる

M&A支援機関登録制度を使えば、志望先を客観的に調べられます。

中小企業庁が、M&Aを支援するアドバイザーや仲介業者を登録して公表しているからです。

この制度は中小企業が安心してM&Aに取り組める基盤をつくるために2021年8月に創設されました。

2026年3月9日時点で、登録されているフィナンシャル・アドバイザーおよび仲介業者は3,399件となっています(※)。

登録された会社は検索できるデータベースで公開されていて、手数料の体系も併せて確認できます。

転職希望者にとっての使いどころ
  • 志望する会社が登録されているかを確かめられる
  • どんな手数料体系で事業を行っているかが分かる
  • 同じ地域や規模の会社を横並びで見られる

これは会社を選ぶ側のための制度なので、登録の有無だけで良し悪しを決めるものではありません。

面接前に事業の姿を把握しておく材料として、M&A支援機関登録制度のサイトをのぞいてみてください。

登録には中小M&Aガイドラインの遵守宣言が要る

登録するには、中小M&Aガイドラインの遵守を宣言する必要があります。

支援する側が守るべき事項をまとめた指針が、国から示されているからです。

このガイドラインは改訂が重ねられていて、2024年8月30日に第3版が公表されました(※)。

登録を受けた会社には、第3版に沿った内容を自社サイトに掲載し、顧客に説明することが求められています。

志望先の公式サイトにガイドラインへの対応が書かれているかどうかは、事業への姿勢を見る手がかりになります。

気になる会社のサイトで「中小M&Aガイドライン遵守の宣言」を探してみると、その会社の立ち位置が見えてきます。

トラブルの注意喚起も出ている

M&Aをめぐるトラブルについて、注意喚起も出されています。

市場が広がるなかで、支援機関の対応が問題になる例も報告されているからです。

登録事務局は「M&Aに係るトラブルの発生を踏まえた対応について」を複数回公表しています(※)。

登録された事業者の不適切な対応に関する情報を受け付ける窓口も設けられています。

これは働く側から見ると、入社後にどんな進め方を求められるのかを考える材料にもなります。

成約を急ぐことが評価される環境なのか、顧客の意思を尊重する進め方が根づいているのかは、面接で必ず確かめておきたいところです。

会社を選ぶときは、報酬や知名度だけでなく、どんなやり方で成果を出している会社なのかまで見ておきましょう。

(※)中小企業庁「M&A支援機関登録制度に係る登録フィナンシャル・アドバイザー及び仲介業者の公表」およびM&A支援機関登録事務局の公表資料より(2026年8月5日確認)

M&A業界向け転職エージェントに関するFAQ

最後に、M&A業界への転職を考えるときによく挙がる疑問をFAQとしてまとめました。

気になる質問からチェックしてみてくださいね。

転職エージェントの利用にお金はかかりますか?

求職者は無料で利用できます。

エージェントは採用が決まった企業側から手数料を受け取る仕組みで運営されています。

登録から面談、選考対策、条件交渉まで費用がかからないことを明示しているサービスがほとんどです。

料金の説明が見当たらないときは、登録前に確認しておくと安心ですよ。

複数のエージェントに登録してもいいですか?

複数に登録して問題ありません。

扱う領域が社ごとに違うため、2社から3社に登録すると見える求人の幅が広がります。

ただし同じ企業に別々のエージェントから応募すると選考が止まることがあるので、どの会社をどこ経由で受けるかは自分で管理しておきましょう。

応募先が重ならないよう、面談のときに進行中の企業名を伝えておくとスムーズです。

学生のうちから相談できますか?

学生向けの窓口を持つサービスがあります。

新卒でM&A業界を目指す方の就活支援を、中途の転職支援と分けて行っているところがあります。

卒業年度を問わず相談を受け付けていたり、大学1年の時点から関われる体制を取っていたりするサービスもあります。

早い段階で業界の実像を知っておくと、志望動機の解像度が変わってきますよ。

英語力や資格は必要ですか?

どちらも必須ではありませんが、選択肢の広さには影響します。

海外企業が関わる案件を扱うポジションでは、英語を使う場面が出てきます。

公認会計士や税理士といった資格は、調査や企業価値評価を担う領域で評価されやすくなります。

資格がなくても入れる道はあるので、まずは自分の経験がどこで通用するかを相談してみましょう。

地方在住でもM&A業界に転職できますか?

求人は東京に集中していますが、地方の募集もあります。

大阪や名古屋、福岡などに拠点を持つ会社もあり、関西の求人を中心に扱うエージェントも存在します。

オンラインでの面談に対応しているサービスが多いので、住んでいる場所を理由に相談をあきらめる必要はありません。

勤務地の希望は最初の面談で伝えて、現実的な選択肢がどれくらいあるかを確かめてみてください。